イギリスのウェブサイト事情

MatchofTheDay2007-05-14



この国はインターネット先進国ではない、というお話は以前にしましたが(参照:イギリスのインターネット事情)、ハードのみならずソフトの面でも厳しいものがあります。今日はイギリスのウェブサイト事情についてお話しします。


この国のコンテンツは、いいものはかなりいいのですが、そうでないものはそうでなく、差が激しいように思います。充実していると思うものは、政府の情報関係のサイト、テレビやラジオの放送局のサイトでしょうか。この国では日本と違い、政府の公表資料等、関連の情報はウェブ上で簡単に手に入ります。統計情報では、自分の欲しいデータをアレンジしてダウンロードできたりします。
参考:代表的な統計サイト「National Statistics」ttp://www.statistics.gov.uk/
また、BBCITV、FIVE等のテレビ局のサイトは情報が充実していて、コンテンツのダウンロードができたりします。ラジオ局のサイトでは放送の録音やその原稿がダウンロードできて便利です。
参考:放送局のサイトの一部
BBC」ttp://www.bbc.co.uk/
ITV」ttp://www.itv.com/
「Channel 4」ttp://www.channel4.com/
「Five」ttp://www.five.tv/


ダウンロード可能なコンテンツが多いのは本当に便利です。例えば、プレミアリーグは昨日で全日程を終了しましたが、そのゲーム後の監督へのインタビューがネットで聞けたりします。
参考:チェルシー(Chelsea)の監督ジョゼ・モウリーニョの試合後インタビュー(音が出ます)
ttp://news.bbc.co.uk/sport1/hi/video_and_audio/help_guide/4304501.stm


また、BBCのRadio 4では、ニュースや他の番組がダウンロードできますし、原稿にあたるスクリプト(script)も時間が経てば公開されます。
例ですが、下記URLを開き、右中段の「WEEKLY NEWS SCRIPTS & AUDIO」のプルダウンメニューで「0800 news script」を選んでgoを押すと、ラジオで何を言っているかが表示されます。放送を保存しておき、スクリプトを後で入手すれば、英語の勉強ができる上にイギリスの情勢にも詳しくなる、と一石二鳥です。
「Radio 4」
ttp://www.bbc.co.uk/radio/aod/mainframe.shtml
スクリプトの例
ttp://news.bbc.co.uk/1/hi/programmes/radio_newsroom/default.stm


遅れている点は、価格や店の場所等の重要と思われる情報が掲載されていないことが多いこと、更新が悪いこと、の2点でしょうか。例えば、ケンタッキーフライドチキンのサイトは、店舗の場所の検索ができない(ttp://www.kfc.co.uk/index/index.php)上、レギュラー商品の紹介のページには価格が載っていません(ttp://www.kfc.co.uk/index/menu.php)。リーズ南部のテニスセンターのサイトは、価格や時間枠についての情報が掲載されていませんで、ただ「この番号に電話して聞いてくれ」となっているだけです(参照:ttp://www.tennisleeds.co.uk/)。


また、店舗情報があっても、場所や電話番号などの情報が更新されていないこともあります。例を挙げると、Jessopというカメラ関係のチェーン店について、ウェブサイトにはリーズ中心部の店舗の情報があるにはありますが、今は別のところにあります(3ヶ月前に既に確認済み)(参照:ttp://www.jessops.com/Services/Storefinder/default.aspx)。こういったことは、注意するにもしようがないので如何ともしがたいですが、更新が悪いことを頭の隅に置いておくと、失敗の頻度や不満が抑えられるかもしれません。


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