留学中のストレスマネージメント


留学中はつらさを感じることも多いです。が、自覚症状もなく日々じわじわと溜まっていくストレスの方が実は恐ろしかったりします。今日は留学中の息抜きとリラックスのしかたについてお話しします(参照:留学初期のショック)。


勉強は大変です。母国語を使えない生活も厳しいものがあります。生活習慣や文化も全く異なります。そういった意味で、留学はとてもチャレンジングなものです。ストレスが溜まらないわけがありません。偉大な先人を含め、留学経験者は努力を重ねて素晴らしい成果を持ち帰ってきたわけですが、その道のりは決して平坦ではなく、またその途中で一度や二度は必ず、挫折したり転んだり弱音を吐いたりしているものです。それが留学というものです。留学中はぐにゃぐにゃしたり弱音を吐いたりしてはいけない、なんていう規則なんてありません。


そうやってまとまった形でストレスを解消することも重要ですが、日々コツコツとストレスを解消していくようにすると、留学生活も少しは楽になるかもしれません。やり方は各個人それぞれあると思いますが、自分は週に1回24時間のオフ枠を作り、強制的に自分を休ませていました。土曜日の昼から日曜日の昼までとか、日曜日24時間というふうに設定し、そのオフ枠の間は決して勉強しないことにして、その分のんびりしたり外出を入れたりしました。本も読まず、文献の検索もしない、と徹底し、パソコンの電源すら入れないようにしていた時期もありました。


外出は、決まったところで決まったことをするのではなく、あまりなじみのなかったことにも積極的に手を出すようにしました。イギリスは舞台芸術や展示がすごいので(参照:舞台芸術の)、友人にクラシックのコンサートやバレエ、オペラなどに連れて行ってもらったり、美術館・博物館に何度も足を運んだりしました。効果については、あまり自覚はありませんが、逆に変な罪悪感や閉塞感にさいなまれたりするようなことも、その期間中はありませんでした。むしろ効果の自覚がないということが、効果があった証左なのかもしれません。


外出も、人によっては新しいところを開拓するようなことはせず、気に入ったところに足繁く通うことの方がリフレッシュできるのであれば、その方がいいかもしれません。いろいろ試してみて、自分の元気が回復するな、と思えることを選んでみてください。


大事なのは、スケジュールに枠をあらかじめ設け、必ず休むことだと思っています。留学に行くような人は今までまじめに努力してきた人ばかりです。イギリスで出会った人を見ていてつくづくそう思いましたが、そういう人は知らず知らずのうちに、「せっかく留学したのだから頑張ってきちんと成果をあげなくちゃ」「最大限努力しなくちゃ」とはりきりすぎているものです。また、勉強の進め方も、「調子がいいから」「よく分かる今のうちに進めないといけないから」「ついでだから」というようなことで、区切れなく(ダラダラと)勉強を続けてしまいがちです。これでは頭も心も息切れしてしまいます。勉強するときは勉強し、休むときは休みましょう。勉強が計画より遅れたからと言って、休みを削って勉強してしまってはいけません。計画はあくまで計画です。それを守れなかったところで別に何が起こるわけでもありません。変に無理をして頭と心を必要以上に疲れさせてしまうことの方がよっぽど影響があります。英語の勉強のところでお話ししましたが、脳にはデフラグの期間が必要なので(参照:英語の上達)、週に1度はデフラグできる時間を設定しましょう。



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