リーズ(Leeds)という街

リーズの商店街



今日は自分が今住んでいる街、リーズについてお話しします。


リーズ(Leeds)は、西ヨークシャー(West Yorkshire)にある、人口70万人以上の中規模都市です。
ttp://maps.google.co.uk/maps?ie=UTF-8&oe=UTF-8&hl=en&tab=wl&q=


イギリス在住の方だと、リーズと聞いてリーズ城(Leeds Castle)のことを思い出される人がいらっしゃいますが、それはこの北部イングランドの街リーズとは関係ありません。ちなみにリーズ城はロンドンの北東近郊にあります。


サッカー好きな方は、リーズと聞くとリーズ・ユナイテッドLeeds United)を思い浮かべる方も多いようですが、残念ながらプレミアリーグから落ちてしまっていて、日本のJ2に当たるチャンピオンシップというリーグにいます。しかも順位が今(5月2日現在)下から3番目なので、3部降格になるかどうかの瀬戸際という厳しい状況に置かれています。2001年にはUEFAチャンピオンズリーグのベスト4まで行ったそうですが、今はちょっと寂しい状況です。


2005年に起きたロンドン同時テロ(London Bombing)で、犯人4人のうち3人はリーズ出身だったそうです。最近も、テロを計画していた疑いで、パキスタン系のイギリス人が何人か逮捕されました。この街は15年ほど前までは治安が悪かったそうですが、今はそうでもない(はず)です。どの街に住むにしても同じことですが、危険の少ない地域を選んで住み、雰囲気の悪いところには行かないようにし、夜出歩かないようにすれば大丈夫です。今まで危ない目にあったことは一度もありません。


この街はお買い物タウンなのだそうで、市の中心部にはカークゲート・マーケット(Kirkgate Market)という常設の大きなマーケットがあり、またヴィクトリア・クオーター(Victoria Quarter)を始めとしてアーケードもいくつかあります。車両通行止めにしてある商店街が駅の北に広がっていることもあり、この国で見かけるたいていのチェーン店を見つけることができます。


リーズ駅からはロンドンやエディンバラ行きの特急が頻発していますし(ロンドンへは2時間半)、ヨーク(York)やマンチェスター(Manchester)、リバプール(Liverpool)等をつないで北部イングランドを横断する電車も走っています。中心部から車で30分ほどのところにリーズ・ブラッドフォード空港(Leeds Bradford Airport)があり、イギリス国内やヨーロッパ各都市への便が多数就航しています。道路も、中心部から15分も走れば、ロンドンから伸びるM1という高速道路に出られますし(ロンドンへは4時間程度)、湖水地方へのドライブは1時間です。


大きな交通手段は整備されていますが、市民の足はあまり整備されていません。この街の一番の欠点は、市内の交通網が発達していないことだと思います。ロンドンは地下鉄やバスが発達していますし、マンチェスターリバプールも、路面電車(tram)があって市民の足になっていますが、この町には路面電車はなく、またバスもあまり発達していません。無料の循環バス(Free City Bus)が試験的に走っていますが、そのコースはあまり網羅的ではありません。ぜひ路面電車を作ってほしいところです。


もう一つの欠点は、観光資源があまりないことでしょうか。見ものというと、先ほどのマーケットとアーケードくらいでしょうか。


大学についてはまた日を改めてお話しします。