渡航後の仮住まい


イギリスに入ってからしばらくの住まいをどうするか。今日は、住居探しをする間の仮の住まいについてお話しします。キーワードはずばり「大学の寮」です。


イギリスのホテル代は一般に高いです。感覚的に日本の倍くらいします。旅のガイドブック等によく値段が出ていますが、普通のホテルの普通の部屋(バス・トイレがあってシェアでない)に1泊しようとすれば、シングルでも、ロンドンであれば60ポンド以上、その他の大都市でも50ポンド以上はかかります。お得なホテルの探し方はいろいろありますが(例えばttp://www.booking.com/)、いずれにせよホテルに泊まり続けるのはあまり得策ではありません。かといって、恒常的な住まいを日本にいるうちに決めてしまうのは危険です。現地で物件の様子や周囲の治安等を見ずに長い契約を結んでしまうのは、かなりリスクがあると思います。大学院の留学生であれば、学校は海外からの学生を優先的に寮(Halls of residenceといいます)に入れてくれるようですが、入居開始は9月末の授業開始直前というケースが多いので、早めに渡航した場合(それをお勧めしますが)はしばらくの住まいを別途探す必要があります。


そんな悩ましい仮住まい探しですが、前述の大学の寮は、夏休みには開放され、学生や旅行者が安く宿泊できることが多いです。値段もロンドンにしては割安ですし、予約ももう受け付けを始めているようです。知り合いの家に居候できないのであれば、おそらくこれを使うのが一番安くて確実だと思います。開放される期間はまちまちですが、7月から9月上旬位まではだいたい大丈夫だと思います。


ここではロンドンの例をご紹介します。
<University of London>
ttp://housing.london.ac.uk/cms/short-term-housing/halls-of-residence.html
LSE
ttp://www.lse.ac.uk/collections/vacations/
<King’s College London>
ttp://www.kcl.ac.uk/about/structure/admin/facser/conbro/accom/
<University of Westminster
ttp://www.wmin.ac.uk/page-5198
他の都市の大学にもあります。検索語は「vacation+accommodation+University+地名」でしょうか。


今後大学の寮に住もうと思っている方は、目当ての寮に数泊してみることをお勧めします。部屋や設備等の建物の様子や、周囲の雰囲気・治安、交通の便等がわかります。また、イギリスの大学生の暮らしを体験できるかもしれない、という効果もあります。うるさかったり衛生観念がなかったり、ということが、ひょっとして夏季開放の間にも体験できるかもしれません。


渡航してしばらくの住まいが決まっていれば、何より安心です。恒常的な住まいも落ち着いて探せると思います。良い留学のスタートが切れるようお祈りしております。
家探しについては、項目を改めてお話しします。