ゴルフ全英女子オープン

MatchofTheDay2007-04-19


今日は女子ゴルフのメジャー大会、全英女子オープンの観戦についてお話しします。


05年はRoyal Birkdale、06年はRoyal Lytham & St. Annesというゴルフ場で行われましたが、そのどちらも観戦できました。いずれの大会もWeetabixというシリアルの会社がスポンサーをしていたので、「Weetabix Women’s British Open」という名前になっていました。今年も同様のようです。


同じ全英のメジャーゴルフ大会でありながら、男子と女子とで規模に大きな差があります。男子のほうは、以前書いたように大賑わいで博覧会的なのですが、女子のほうはおとなしい雰囲気です。観客数は男子の5分の1くらいでしょうか。パビリオンのテントは10張程度でパブは1箇所、食べ物のテントも3張くらいでした。ロゴ入りのオフィシャルグッズもほんの少ししか売っていません。
でも小規模がゆえに良かったところが2つありました。まず何より選手が身近なところ。このような大会では男子でも女子でも、コースでプレーしている間はあまり近づけませんが、スタート前やプレー後は見かけたらアクセス自由です。男子の大会と違ってあまり物々しい警備はありません。また、06年はクラブハウスと練習場との間にテント村があり、選手はテント村の前を通って練習場に向かうため、とても選手に接しやすい状態でした。横峯パパとすれ違ったとき、挨拶したらちゃんと返してくれました。宮里・横峯・不動の各選手にはサインまでもらってしまいました。家宝にします。アニカ・ソレンスタムミシェル・ウィーポーラ・クリーマーといった有名選手も1mない距離で間近に見られて、もう感激の嵐です。


そしてもう一つは、あまり混雑していないところ。男子のほうはどこに行っても黒山の人だかりですし、コース内を歩くのですら大変でしたが、女子のほうはそれほど混んでいないので、場所とりのためのダッシュなどする必要なく、ゆとりを持って観戦できました。全体的にのんびりした雰囲気だったのは、適度な人数だったためでしょう。


ゴルフ大会観戦のコツですが、持ち物にありそうです。まずは食べ物や飲み物。テント村でそれなりに買えますが、水やチョコバー等の軽食を持ち歩くといいと思います。また、コース内に観戦スタンドはありますが他には椅子はないので、小さな折りたたみ椅子やレジャーシートを持っていくと便利です。あとは双眼鏡や雨具(折りたたみ傘でOK)、携帯ラジオ(リアルタイムの情報を得るため)、防寒具(意外に寒い)、サインをもらうためのペン、といったところでしょうか。靴はゴルフシューズでなくても、普通の革靴程度なら大丈夫なようです。最寄の駅からコースまでですが、案内のボランティアがたくさんいますし、また間断なく人がぞろぞろ歩いていきますので、それほど迷わずに着けます。大会会場に着いたら、入口でチケットを買うだけ(予め買ってあれば見せるだけ)で、意外とあっさりと入れます(セキュリティーチェックがあるかもしれません)。入口付近では、プログラムの他に、当日の選手のスタート時刻のリストが3ポンド位で売られていますので、買うのをお忘れなく。予めネットで見られたりもするので、見たい選手のスタート時間に合わせて旅程を組むといいでしょう。会場の順位表(Leader board)はリアルタイムで更新されます。どのホールにいるかも掲示されます。


06年のコースは、前述のとおりRoyal Lytham & St. Annesでした。元々風が強いところのようですが、コースも平坦だったので、だいぶ風の影響を受けそうでした。細長いホールが多かったですが、そのところどころに小ぶりでも深いバンカーがあって、攻めにくそうでした。フェアウェーは堅く締まっていました。グリーンは砲台になっているところが多く、ここもやはり堅そうでした。風を避けてランで距離を稼ぐのでしょうが、コースは弾みやすく転がりやすそうだったので、打ち損じるとすぐオーバーしたりバンカーにつかまりそうです。かなり攻めにくいコースだと思います。低い弾道でかつ止まる球を打つ、などという芸当ができればいいのでしょうが。。。ちなみに見た中で一番低い球を打っていたのはウィー選手でした。


どちらも朝5時起きの強行軍でしたが、とても楽しかったです。横峯選手の球が80cmくらい横に落ちてきたのも、いい思い出です。人数が少ない割に日本人の観戦客はそこそこいたようで、日本人選手の周囲には20人くらいの日本人ギャラリーがついて歩いていました。自分はいつものようにコース内をぐるぐると歩き回りましたが、ほぼ全ての選手を近くで見られたので本当に良かったです。男子の全英オープンもいいですが、女子のもなかなかいいです。機会があればぜひ。