1.情報収集


来年(2008年)から留学しようと考えている方は、そろそろ少しずつ情報収集を始めた頃でしょうか。流れは、
情報収集(夏〜秋)→出願(秋〜冬)→合格(春)→渡航準備・生活設計(春〜夏)→渡航(夏)
というようになると思います。今日はイギリス大学院の情報収集のしかたについてお話しします。


イギリスにはどのような大学院があってどのようなコースがあるか、という情報は、ウェブ上にいろいろ流通していますが、日本語での情報はあまりないのが現状のようです。なので、まずは本屋さんで売っているガイドブックのような出版物に目を通すのがいいと思います。教科がどのようにグループ分けされていて、自分が勉強したい内容がどのコースにありそうか、について最初に見極めなければいけないからです。出版物ば情報が古いかもしれない、というリスクはありますが、たいていの大学院の情報が書いてあるので、日本語で一覧的にいろいろ比較検討を始めるにはいいツールだと思います。ちなみに、イギリスの大学はたいていが大学院もやっています。イギリスの大学の学部(Department)は、大学のコース(Undergraduate course)に加えて大学院のコース(Postgraduate course)も提供していることが多いですので、大学院選びはほぼ大学選びと同じです。このようなサイト(英語)もありますので、自分の勉強したいコースの英語名やその内容等が分かったら、ガイドブックと合わせて見てもいいかもしれません。
ブリティッシュ・カウンシルの大学院検索サイト
ttp://www.educationuk.org/pls/hot_bc/bc_all_home.Page_pls_all_PG_search?a=8107
学校に対する生徒の評価を集めたサイト(TQi)
ttp://www2.tqi.ac.uk/sites/tqi/home/index.cfm
Prospects(広告がたくさん貼ってありますが中身は大丈夫なようです)
ttp://www.prospects.ac.uk/cms/ShowPage/Home_page
/Find_courses_and_research/p!eacge


ガイドブックには、大学のランキングも出ています。いわゆる「いい学校」を選ぶ際の目安になりますが、評判の高い学校に行っても、必ずしも自分の望む授業が受けられるわけではないのでご注意を。
大学の評価をしている政府機関のサイト(QAA)
ttp://www.qaa.ac.uk/reviews/
同(RAE2001)
ttp://195.194.167.103/results/


こうして自分の行きたい学校が大まかに絞り込めたら、各大学の学部のサイトに行って、要綱(Prospectus)を手に入れましょう。最近はpdfファイルでダウンロード可能なものが多いようですが、メールで依頼して送ってもらうものもあります。郵送してもらう場合は1ヶ月くらいかかると思っていたほうがいいです。要綱には、学校の紹介の他、コースの内容、授業料、出願資格、大まかなスケジュール等について書いてありますが、どのような授業が必修か、どのような授業が受講できるか、評価方法(試験か論文か)、修士論文、等々といった重要な事項については、あまり書かかれていないことが多いです。勉強したい内容が勉強できずあまり興味がない内容を勉強するのはつらいですし、また試験の有無や論文の長さ・分量は、勉強はおろか留学生活までも大きく左右します。このような情報を予め確認したい場合は、要綱やウェブサイトに書いてある担当者に直接メールをして尋ねるのが、一番早くて正確です。できれば、今年の学生に配られた書類(授業の概要等)を送ってもらうといいでしょう。


授業内容等を確認したら、いよいよ出願先を絞り込みます。出願書類を作成したり揃えたりするのには時間と手間がけっこうかかるので、5つくらいが適当だと思います。秋口くらいには絞り込んでおきましょう。大学院合格は早い者勝ちです。かなり早くから願書を受け付けますし、条件に合えば逐次合格を出していきます。逆に、出願が遅くて(例えば08年4月以降でしょうか)人数枠が埋まってしまえば、たとえ優秀な学生が来ても合格を出してくれません。人数枠はあまり公表していないようなので、やはり早くに出願するに越したことはありません。書類を郵送するのには最低片道2週間はみておいたほうがいいですし。


出願のしかたについては、また回を改めてお話しします。



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