サッカーリーグ概観
今日はイギリスのサッカーリーグについて、イングランドを中心にお話しします。
イングランド・プレミアリーグとはイングランドのサッカーのトップリーグのことです。日本でいうとJ1に相当し、20チームが参加しています。バークレイズ・プレミアシップ(Barclays Premiership)と呼ばれたりもします。バークレイズとはスポンサーたる銀行の名前です。プレミアリーグにはスコットランドやウェールズのチームは含まれていません。スコットランドにはスコットランドサッカーリーグがあり、中村俊輔のいるセルティック(Celtic)が参戦しているスコティッシュ・プレミアリーグ(Scottish Premier League)などがあります。
プレミアリーグの下は、チャンピオンシップ、リーグ1、リーグ2、…と続いています。チャンピオンシップからリーグ2まではコカ・コーラがスポンサーをしており、Coca-Cola Championship等と呼ばれたりもします。シーズン終了後、プレミアリーグの下位2チームとチャンピオンシップの上位2チームが入れ替わり、また前者の18位(下から3番目)のチームと後者の3−6位のうちの1チーム(どう選ぶかは不明)とが入れ替え戦を行います。チャンピオンシップやリーグ1には24チームがおり、それぞれのチームは国内の各都市にちらばっています。サッカーの裾野の広さが伺えます。
FAカップとは、イングランドのサッカー協会(The Football Association)が主催する、イングランド統一トーナメント戦です。日本で言うと天皇杯に相当します。今年は改装が終了したウェンブリー・スタジアム(Wembly)で、5月19日に決勝が行われます。昨日は準決勝の1試合が行われ、マンチェスターユナイテッド(Manchester United)がワットフォード(Watford)に勝ちました。今日はもう1試合のブラックバーン(Blackburn)対チェルシー(Chelsea)があるので、試合のあるマンチェスターのオールドトラフォード(Old Trafford)まで見に行ってまいります。
なお、同じような国内トーナメント戦に、Carling Cupというものがあり、ビールのブランドであるカーリングがスポンサーになっています。これは既に決勝が行われ、チェルシーが優勝しました。
サッカーについてはまだ何度かお話ししたいと思います。