イギリスのATMとインターネット取引

MatchofTheDay2007-04-05


この秋から留学なさる方は、そろそろ渡航の準備が始まっている頃だと思います。今日はイギリスから日本の銀行口座のお金を管理する(ATMの利用・インターネット取引)についてお話します。


ロンドンは世界の金融の中心の一つなので、日本のいわゆるメガバンクは支店を持っています。しかし気をつけないといけないのは、そのような支店では日本の預金は引き出せないことです。従って、日本の銀行のキャッシュカードをイギリスに持ってきても、下に書く例外を除き、意味がありません。なので、お金の管理は、日本での生活とは別の組立てを考える必要があります。


日常使うお金をトラベラーズチェックや現金だけで管理するのは、盗難を考えると少し心配だったりします。かと言って、イギリスで銀行口座を開くのには1ヶ月ほど時間がかかる上、要件もいろいろ厳しかったりします(別途お話します)。そういった際に便利なのが、街中の至る所にあるATM(Cash Point)。日本の銀行のカードでも、「PLUS」のマークがあるカード(シティバンク新生銀行のキャッシュカード、東京三菱のインターナショナルカード等)であれば、24時間ポンドで引き出し可能です。また、VISAやMaster Cardでも、日本で銀行ATMから引き出せるものであれば、同様にイギリスのATM(それぞれのマークがついているもの)でも引き出せます。手数料や実際の両替レートには多少注意が必要ですが、それでもメリットの方がコストを上回ると思います。


このように有効活用できるATMですが、日本と違ってお金の入金や振込みはできず、せいぜい引き出しと残高確認だけです。なので、日本の銀行口座のやり繰りは別のルートでしなければなりません。そこで大変便利なのが、各銀行が行っているインターネット取引・電話取引です。イギリスからも、あたかも日本にいるかのごとくに口座管理が出来ます。海外生活でも、日本の銀行口座のやり繰りをする機会は多いものですので(例:クレジットカード、奨学金の返済、携帯電話料金支払い等)、ぜひお申込みを。イギリスからの申請も不可能ではありませんが、カードの受取り等いろいろ大変ですので、日本にいる間に手続きを済ませ、一度練習もしておいてください。


自分のようにロンドンで呆然としたりしないで済むよう、ぜひ一度ご考慮を。